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【英検1級/戦術編】英作文 アイデア出しのコツを解説!

この記事では英検1級の英作文を書く際のアイデア出しのコツを紹介します。

英検のライティングでは賛否ある社会的なテーマに対して、理由を3つ挙げながら自分の立場を明らかにしてエッセイを書く必要があります。

短時間で3つもアイデアが思い浮かばない!と感じている方もいるのではないでしょうか?

私自身、練習を始めた頃は10分以上考えても良いアイデアが浮かばずに絶望していましたが、紹介する方法を取り入れてからは素早く考えをまとめられるようになりました。

大丈夫。練習を重ねれば誰でもできるようになりますよ!

この方法で本番では31/32をとることができました
目次

英検の英作文では漏れはあってもいいけど、ダブりがあってはダメ

MECEという考え方

社会人の方であればMECEという言葉を聞いたことがあるかもしれません。

MECEとは「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字を取った造語で、「互いに重複せず、全体として漏れがない」という意味になります。

所謂、「漏れなく、ダブりなく」というやつです。

ビジネスでは課題解決のために、複雑な事象を論理的かつシンプルに切り分け、物事を客観的に分析する必要があります。

その際に効率よく分析するのに役立つマインドセットがMECEというわけですね。

英検の英作文では「ダブりなく」が大切

MECEが大切なのはあくまでもビジネスのお話。

理由を3つしか挙げられない英検の英作文では「漏れなく」理由を網羅することは不可能ですので、こちらは特に意識しなくても大丈夫です。

英検の英作文では「ダブりなく」という部分が大切です。

3つしかない理由が「ダブって」しまうとエッセイとしては説得力の弱いものとなり、採点項目である「内容」や「構成」で高評価を得ることは難しくなります。

例えば、原子力発電のメリットを述べる際に、①原子力発電は地球温暖化の抑制に貢献する②原子力発電は発電時にCO2を排出しない、という2点を挙げると、一見違うことを述べているように見えて、②は①に含まれており意見としては重複していることが分かります。

当たり前のことのように感じるかもしれませんが、時間制限のあるなかで闇雲に考えると、陥りがちなミスなので気をつけましょう。

こうしたミスを防ぐのに有効なのが「観点を明確にする」という考え方です。

事象を見る視点を固定することで、思考プロセスがクリアになりアイデアも出やすくなりますよ。

観点を明確にする

観点その1:分野ごとの観点から考える

まず、英検1級のような社会的なトピックを切り分けるのに使いやすい観点が「分野ごとの観点から考える」という方法です。

私が使っていた分野ごとの観点の例
・経済(Economy)
・政治(Politics)
・歴史(History)
・日常生活(Daily lives)
・教育(Education)
・テクノロジー(Technology)
・環境(Environment)
・医療(Medicine)

例えば、先ほどの原子力発電のメリットについて、環境・政治・日常生活という観点で切ってみると以下のような感じになります。

  • 環境:地球温暖化の抑制に寄与する(発電時にCO2を出さない)
  • 政治:国家安全保障への貢献(他国への資源依存は安全保障上のリスク)
  • 日常生活:電力料金の安定により国民生活が豊かに(発電効率の良さ)

もちろんツッコミどころはあるかもしれませんが、ダブりのない明確な3つの観点で述べられていると思います。

英検は専門知識を問う試験ではないので、内容についてはそこまで神経質にならなくても大丈夫です。(そもそも1パラグラフあたり50~60字しか書けないので深い論述はできないと割り切りましょう)

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自分が興味のある得意分野から考え始めるとスムーズかと思います。私の場合はまずは経済・政治の観点から考えるようにしていました。
あと「日常生活」というミクロな観点も意外と便利でよく使っていました。ミクロ/マクロの視点を上手く行き来できるようになるとアイデアも浮かびやすいです。

観点その2:アクターごとの観点から考える

トピックによっては様々な分野から述べるのは難しく感じる時もあると思います。

そんな時は、第二の観点である「アクターごとの観点」から考えてみましょう。

私が使っていたアクターごとの観点の例
・政府 / 国際機関(Government / International Organization)
・企業(Company)
・個人(individual)

例えば、SNSの利点について、政府・企業・個人という観点で考えてみます。

  • 政府:政治的リーダーが世界にメッセージを発するのに役立つ(例. ゼレンスキー大統領のSNS活用)
  • 企業:SNSを使うことでより効率的に商品の宣伝ができる(従来のテレビ広告などより安価)
  • 個人:SNSにより新しい価値観に触れ人生が豊かになる(会ったことのない人と知り合うことができる)

いかがでしょう?

政府・企業・個人というそれぞれのアクターの視点から考えることで、クリアに3つのアイデアを出すことができました。

この2つの観点を使うことで英検1級のトピックはほぼカバーすることができると思います。

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これらの観点を明確にするという考え方は二次試験のスピーチでも役に立ちますよ!

まとめ

社会的なトピックに対して短時間で3つの理由を出すというのは、誰にとっても初めは難しいものです。

ただ、それができないのはそうしたことを考えることに慣れていないだけで、少し練習すれば誰でも必ず上達します

初めは10分考えても全くアイデアが浮かばなかった私でも、3ヶ月ほどかけて地道に練習することで、本番を迎える頃には3分ほどで3つの意見を作れるようになりました。

この記事が少しでも皆様の英作文対策の参考になれば嬉しいです。

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