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【英検1級/戦術編】英作文で意識すべきコツ5選

この記事では英検1級の英作文を書く上で私が意識していたコツを解説します。

英検1級の対策を始めたばかりの方は、英語でのエッセイなど書ける気がしなくて途方に暮れている方もいるのではないでしょうか?

もちろん英文ライティングは奥が深いものですが、英検1級のライティングには”型”があるので、しっかり対策することで必ず上達します。

それでは見ていきましょう!

目次

ライティングは一次試験突破のカギを握る最重要科目

英作文のコツを紹介する前に、英検1級の一次試験の形式について考えてみます。

一次試験ではリーディング・リスニング・ライティングが均等に1/3ずつの配点となります。

この3科目のうち最も高得点が出やすく、かつ短期間の集中的な対策で効果が出るのがライティングです。

英検1級のライティングの採点は決して厳しくなく、多少のミスは大目に見てもらえるので、対策次第では十分に満点近いスコアが狙えます。

もちろん英文ライティングの技術を極めるには長い時間がかかりますが、英検1級のライティングにはある程度”型”があるためコツが掴めれば短期間でのスコアアップも可能というわけです。

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私自身、本番ではスペルや冠詞のミスはいくつかあったと思いますし、特に難しい語彙を使った訳ではありませんが、「文法」と「語彙」の項目で満点評価となり驚きました。

実際、SNSの投稿を見ていても、リーディング・リスニングで思ったように得点ができず不合格を覚悟していた方でも、ライティングが高得点で逆転合格というケースもよく目にします。

それでは、英検1級におけるライティングの重要性を分かっていただいたところで、私が英作文を書く上で意識していたコツを5つ紹介します。

私が意識していたコツ5選

書き過ぎない

英検1級の英作文では200~240字という文字数の指定があります。

240字を多少オーバーしていても問題なく採点してもらえるようですが、だらだらと長く書いたところで無駄に時間がかかるだけで何もメリットはありません

「量よりも質」ということを心得て、手早く必要十分なエッセイを書いて、リーディング問題に時間を割きたいところです。

練習を重ねることで、簡潔な英文で210~220字程度でエッセイをまとめられるように感覚を掴んでおきましょう。

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私は基本的にはPCでGrammarlyを使って練習していましたが、時折本番と同じサイズの問題用紙を使って、文字の大きさや理想的な行数などをシミュレーションしていました。

3つの理由をダブらせない

英検1級の英作文では理由を3つ挙げながら自分の意見を述べる必要があります。

短時間で3つの理由をまとめるというのがこの試験の勝負のポイント。

アイデアを出す際には、3つの理由がダブってしまわないように気をつけましょう

例えば、原子力発電のメリットを述べる際に、①原子力発電は地球温暖化の抑制に貢献する②原子力発電は発電時にCO2を排出しない、という2点を挙げると、一見違うことを述べているように見えて、②は①に含まれており意見としては重複していることが分かります。

こうした意見のダブりを回避するための方法は別の記事で詳しくまとめたので参考にしてみてください。

自分なりのテンプレートを使う

ライティングの試験でテンプレートを使うことには賛否別れるでしょうし、私としても100%テンプレートに頼ってしまうような勉強法はおすすめしません。(SNSやネットではたまに「ほぼ丸写しでOKの万能テンプレ!」みたいな記事も見かけますが、、)

そういう人は結局二次試験で苦労することになると思うからです。

とはいえ、時間制限のある試験では時間節約のためにある程度テンプレートに頼るのは有効なので、イントロや結論はテンプレートを活用し、コアとなる部分は柔軟に考えるというミックス戦術が良いと思います。

実際に私もイントロと結論、各パラグラフの冒頭はテンプレートを事前に決めておいて試験に臨みました。

大切なのは参考書等のテンプレートをそのまま使うのではなく、自分が使いやすく書きやすいように少しアレンジすることです。

私が使用したテンプレートについては以下の記事をご覧ください!

各パラグラフの先頭で主張を述べる

各パラグラフにかけられる字数は50~60字程度、文章にすると3~4文が限界です。

となると、いかに自分の主張を簡潔かつ論理的にまとめられるかがポイントです。

ここで役立つのがPREP法という論理的な文章を書いたり、プレゼンテーションをするために使われるフレームワーク。

PREPとは、Point(主張)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(主張)の頭文字をとっています。

英検1級英作文のパラグラフではPREP法のPREまでを使って、1文目に主張、2文目で理由、3文目で具体例という流れで書くようにすると良いバランスだと思います。

Point(主張)

まずシンプルに主張を述べる
例)SNSは政治家がメッセージを発信するのに役立つ

Reason(理由)

主張をサポートする理由を述べる
例)なぜなら、SNSを使うことで政治家はリアルタイムに世界中の人々に情報発信ができる

Example(具体例)

理由を裏付ける具体例を述べる
例)例えば、ウクライナのゼレンスキー大統領はSNSを上手く活用することで西側諸国からのサポートを得た

もし具体例が思い浮かばなければ、理由の部分を膨らまして2文にしてしまってもOKです。

とにかく、大切なのは1文目でシンプルな文章で主張を先に言ってしまうことです。

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本番では3つの主張すべてに具体例を出すのは難しいので、具体例はひとつかふたつ入れられれば十分です。

無生物主語を意識

各パラグラフの先頭で主張を述べる際には、無生物主語の構文にチャレンジしてみましょう。

無生物主語を使用することで英文らしい格調がでるのと同時に、因果関係が明快な分かりやすい文章になります

例えば、民主主義による科学技術の発展へのメリットを述べたい場合は、民主主義そのものを主語にとって、

Democracy contributes to the promotion of technological development.

といった感じで表現してみましょう。

民主主義によって科学技術の発展が期待できるという因果関係が明確ですね。

私が英作文でよく使った無生物主語で便利な動詞
・contribute(貢献する)
・allow 人 to ~(可能にする)
・help (to) ~(役立つ)
・provide(提供する)
・enhance(高める)
・promote(促進する)
・alleviate(緩和する)
・prevent(防ぐ)
・undermine(脅かす)
・exacerbate(悪化させる)
・hamper(阻害する)
・bring about(もたらす)
・serve as ~ (~として機能する)

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「無生物主語」というと受験英語的で難しく聞こえるかもしれませんが、使ってみると意外と簡単ですよ!

まとめ

この記事では英検1級一次試験を突破するためのカギとなる英作文で私が意識していたコツを解説しました。

特に国内でこつこつ英語を勉強していた方は、ライティングに苦手意識を持っている方も多いかもしれません。(自分がそうでした)

しかし、練習を重ねることで必ず合格ラインのエッセイを書けるようになりますので、どんどん英作文にチャレンジしてみましょう。

この記事が英作文の練習をするうえでの参考になればとても嬉しいです。

私が参考にした英検1級英作文の参考書。おすすめです。

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