- 映画や海外ドラマでの英語学習の効果を知りたい
- TOEIC, 英検などのリスニングパートのスコアを伸ばしたい
- 英語学習におすすめの映画を探している
この記事では、英語学習の7割をNETFLIXとYouTubeでカバーしている僕が、映画や海外ドラマを使った学習の効果とおすすめ映画を紹介します。
映画や海外ドラマを使っての英語学習に興味があるけど、本当に効果があるのか分からないという方に是非読んでいただきたい記事です。

お気に入りの映画でなら楽しく英語の勉強ができそう!



もちろんそれもあるけど、もっと大きなメリットがあるよ!
映画・ドラマでの英語学習による変化


まずは僕の体験をもとに映画・ドラマによる英語学習の効果を紹介します。映画・ドラマでの英語学習を始める前の僕のざっくりとしたスペックはというと、、
- TOEIC:750~800点前後で停滞
- スピーキング:ほぼ無理。頭の中で日本語→英語に翻訳しようとして言葉に詰まる、、泣
- ライティング:とりあえずGoogle翻訳!



TOEICのスコアこそそれなりに高いものの、実用的な英語スキルには全く自信がありませんでした、、。
そんな状況を打破するために始めた映画・ドラマを使っての英語学習。それが思ったより楽しくて、気付けば9ヶ月毎日のようにNETFLIXを見続けました。
その結果、、
- TOEIC:890点(2021年11月時点)
- スピーキング:英語で考えた内容をシンプルな英語で伝えられるように!
- ライティング:メールでのやり取りは自力でOK!(まとまった量の文章を書くのはまだ苦手)
といった感じで、まだまだ不完全ですが、英語に使うことに対する恐怖心みたいなものはかなり少なくなりました。
英語資格のための勉強はほとんどしませんが、英語そのものに慣れたことによりTOEICスコアも100点ほどアップしています。
さらに、映画・ドラマでの英語学習は、TOEICのスコア以上に実用的な英語力へのメリットが大きいと思っています。
ここからは僕が実感している映画・ドラマによる英語学習の効果を詳しく解説していきます!
映画・ドラマによる英語学習の効果


効果1:学習時間の飛躍的増大
効果2:リスニング能力の向上
効果3:海外の文化や生活様式・価値観などに触れられる
効果1:学習時間の飛躍的増大
英語学習にかける時間の飛躍的な増大。
これが映画・ドラマを使うことによって得られる最大の効果です。
今振り返ってみると、TOEIC800点前後で停滞していた頃の僕は、英語学習の「量」が圧倒的に不足していました。
それなのに、「どうやって質を上げるか」という事ばかりを考えていた気がします。
質を上げること、つまり自分に合った学習法を見つけるためには、まずは英語学習の「量」を確保することが大切なんです。



なるほど。まずは量を確保しないと、どんな勉強法が自分に合っているか分からないもんね。



そういうこと!
「でも毎日忙しくて時間ないよ、、」って時に役立つのが映画やドラマだよ!
映画やドラマに出てくる英語は決して簡単ではないですし、気を抜くとただ日本語字幕で映画を見るだけになるので、初めのうちは効率が悪いと感じるかもしれません。
ですが、この映画・ドラマによる英語学習の効果は、時間(量)をかければかけるほど、学習効果(質)が加速度的に向上していくことにあります。



加速度的に向上、、??
どういうことかと言うと、初めは1作品見るのにすごく時間がかかりますが、少しづつ耳が慣れてきて、1話にかかる時間が短くなっていきます。その結果生まれるのが、どんどん新しい作品を見られるという好循環。
そうなると、映画やドラマを見るという行為は「勉強」から「娯楽」へと変貌します。これによって、意識的に机に向かわなくても、日常生活の一部として英語学習時間が積み上がっていくというわけです。



なるほど。そうなればもう無敵状態だね。。笑



今では英語の勉強ということを意識せずに映画やドラマを見れるようになったよ!
効果2:リスニング能力の向上
一度映画やドラマのナチュラルスピードの会話に慣れてしまうと、TOEIC等のリスニング音声はかなりゆっくりに感じます。
僕も以前はTOEIC音声のスピードについていけなかったので、初めてこの効果を実感したときはすごくびっくりしたのを覚えています。
ゆっくりに感じるというだけで、リスニング試験中に気持ちの余裕が生まれますよ。



それめっちゃいいね!
そうなるにはどれぐらい映画・ドラマを見ればいいのかな?



これには個人差があると思うけど、僕の場合は1ヶ月ぐらいで明確に効果を実感できたよ。
効果3:海外の文化や生活様式に触れられる
僕は英語の映画やドラマを見ることは、英語圏の人々の生活を疑似体験することだと思っています。
もちろん、2時間の映画だけで得られるものには限りがありますが、世界中の様々な文化を垣間見れるのも映画やドラマの醍醐味ですよね。
教科書や試験では出てこない表現もたくさんあるので、普段から映画やドラマを見ておくことで、勉強と実際のコミュニケーションのギャップを小さくすることができるというわけです。
映画を使った英語勉強法





それではここからは具体的な勉強法を解説していきます!
映画やドラマを使って英語を学ぶコツはいたってシンプルで「繰り返し見る」ことです。
英語を学ぶために映画やドラマを見ようと思っても、1回見るだけでは、普通に映画を見るのと同じです。
むしろ、本当の勉強は2回目以降の視聴からだと思って臨みましょう。
まずは映画・ドラマのストーリーを楽しむことが大前提なので、1回目は日本語字幕で見て全然OKです。
逆に気合を入れて英語字幕から見てしまうと、「聞き取れない&ストーリー分からない」のダブルパンチで心が折れる危険性があります。
TOEIC800点以上ある方でも初見の映画を英語だけで理解するのは難しいので、1回目は割り切って日本語字幕に頼りましょう。
2回目は英語字幕にチャレンジです。
ストーリーが頭に入っているとはいえ、聞き取れない部分も沢山出てくると思います。僕は何度も巻き戻しながら理解するようにしていました。
ですが、よく分からない表現はさくっと飛ばしましょう。ひとつひとつの表現であまり悩まないことも学習を続けるうえでは大切です
同じ映画を連続して3回も見るとさすがに飽きてくるので、3回目以降はは少し期間をあけてみましょう。
見たくなったときに見るというぐらいのほうが飽きないし、新たな発見もあるので新鮮な気持ちで楽しむことができます。
このあたりからは余裕が出てくるので、シャドーイングなどの負荷のかかるトレーニングにもチャレンジしてみましょう!
英語学習に適した作品の選び方





じゃあ、どんな作品を選べばいいのか教えてほしいな!



オッケー!
基本的には自分の好きな作品で大丈夫だけど、僕なりの選び方を紹介するね。
会話が多いジャンルを選ぶ
まず、当たり前のようですが、なるべく会話が多いジャンルを選びましょう!
僕はアクション映画も好きですが、残念ながらあまり英語学習向けとはいえません。
アクション系がダメというわけではないですが、会話量の多い作品を選んだ方が当然ながら密度の濃い学習になります。
- 会話が多めなジャンル:コメディ、恋愛、ヒューマンドラマ系
- 会話が少なめなジャンル:アクション、SF、ホラー系
ポジティブな気持ちになれる作品がおすすめ
見ていて前向きな気持ちになれる映画・ドラマを選ぶことをおすすめします。
繰り返し何度も見ることになるので、どんなに名作であってもいわゆる鬱映画といわれるものを選んでしまうと、本当に鬱になる可能性があります、、!
どうせならハッピーな作品を見て楽しく英語を勉強しましょう!
自分が英語を使う環境を想定する
自分が英語を話すシチュエーションを想定して、それに近い設定の作品を選ぶとより効果が高まります。
例えば、法律関係の仕事をしている方は法廷もののクライムサスペンス、留学したい方は高校や大学が舞台の作品を探してみるといった感じです。
英語だけでなく、自分が興味のある分野の知識も学べると一石二鳥。よりお得になります。



僕の場合はオフィスでの会話シーンが多い作品を選ぶようにしています。
さらに、デザインについて興味があるので、色の使い方やインテリアが素敵な作品が好きです。
英語学習におすすめの映画3選
それでは、僕が実際に何度も見ているおすすめの映画3選を紹介します。(ドラマについてはまた別の記事で紹介しますね)
どの作品も日常使いできる英語表現が多いのはもちろん、映画としても心からおすすめできる作品なので是非見てみてください。
ラブ・アクチュアリー



1作目は2003年公開の傑作ラブコメ映画「ラブ・アクチュアリー」。僕はこの映画が好きすぎてたぶん20回ぐらい見ています。笑
クリスマス前のロンドンを舞台に、様々な境遇の人々の「愛」のかたちがアンサンブル形式(群像劇)で描かれます。
秘書に恋した英国首相、親友の奥さんに一目惚れしちゃった男、息子の片想いを応援する父親、職場恋愛に悩む女性、おっさん同士の友情?など、個性豊かなキャラクターたちが、クリスマスイブをゴールにそれぞれの物語を紡いでいきます。
明るく華やかな雰囲気の中で、すべての恋がうまくいくかというとそうではなくて、どうしようもない想いに苦しむ人間の情けなさみたいなところも少しビターに描かれるんですね〜。
でもそういった部分も全部ひっくるめて、全てのエピソードが温かいまなざしで描かれているところが大好きです。



個人的には、妻を亡くした夫ダニエルと妻の連れ子サムの義理の親子愛の描写が温かくキュートでお気に入り。



描かれるのは男女の恋愛だけじゃないっていうのがいいね!
さらに、この映画は全体的に色の使い方やインテリアデザインがとってもおしゃれ。
「冷たく洗練された冬のロンドンの空気感」と「温かでモダンな室内のインテリア」がうまく対比されていて、ずっとこの作品に浸っていたいと思える心地さがあります。
あと、やたら登場人物が多くて名前を覚えにくいというのも、繰り返し見ること前提の英語学習にはぴったりです。笑
マイ・インターン



続いて2作目は舞台をニューヨークに移して、ロバート・デ・ニーロ×アン・ハサウェイの豪華共演作「マイ・インターン」です。
物語は新進気鋭のアパレル系企業経営者ジュールズ(アン・ハサウェイ)のもとに、シニアインターンとして採用されたベン(ロバート・デ・ニーロ)がやってくるところから始まります。
当初ジュールズはあまりに経験豊富なベンを敬遠しますが、ベンの誠実な人柄に触れるにつれ心を開いていきます。
親子ほどの歳の差があるふたりですが、互いをリスペクトしあえる関係を築いていく過程に胸が熱くなります。
この映画は、とにかくデ・ニーロ演じる「普通のおじいちゃん」ベンがひたすらかっこいい。常にスーツとネクタイで決めるという美学は貫きながらも、新しい考え方は柔軟に取り入れ、いくつになっても変化を決して恐れない生き方に惚れ惚れします。
カジュアルな服装の若手たちがどんどんベンに影響されたり、人生のアドバイスを求めにいく姿が微笑ましいです。
ちょっと完璧すぎるおじいちゃんですが、圧倒的な役者経験を持つデ・ニーロが演じるとまったく嫌味なく自然に見えるのが演技力なんでしょうね〜。



ベンチャー企業の若手経営者とインターンの老紳士という意表をつい組み合わせが面白いね!



自分も仕事頑張ろうって素直に思える素敵な作品です!
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン



3作目はスピルバーグ×ディカプリオ×トムハンクスのエンタメ超大作「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」。ディカプリオの人間的魅力が炸裂してます。
実在した天才詐欺師フランク・アバグネイルJr.をレオナルド・ディカプリオ、それを追いかけるFBI捜査官カール・ハンラティをトム・ハンクスが演じます。ジャンルとしてはクライムサスペンス?ということになるのかもしれませんが、暗い雰囲気は全くなく、軽やかなタッチでコメディとして描かれます。
見所はなんといってもフランクの天才的なひらめきと鮮やかに人を欺く華麗な話術。
カールはそんなフランクに翻弄されながらも、彼の更生を願い、愛情を持って真摯に彼と向き合います。
さらに、グラフィックデザインの面でも遊び心があって、わくわくさせてくれる仕掛けが満載なのもこの作品の魅力。ソール・バス風のオープニングムービーは、作品の世界観をパーフェクトに表現しており、非常に洗練された映像と音楽を楽しめるので必見です。



僕はこのオープニングを見たいがためにこの映画を見たりします。笑
まとめ
今回は僕が実際に感じている映画・ドラマでの英語学習の効果と、おすすめの映画を3つ紹介しました。
映画やドラマで英語を勉強してみると思った以上に難しくて、心が折れそうになるかもしれません。
僕もはじめはほとんどのセリフが聞き取れませんでした。
ですが、毎日少しずつでも続けることで必ず聞き取れるようになります!ですので、あまり焦らず、楽しむ気持ちを忘れないように頑張っていきましょうね!
映画・ドラマを使って英語を学ぶことで、、
・英語学習時間が飛躍的に増加する
・リスニング能力が向上する
・海外の文化や生活様式に触れられる



最後まで読んでいただきありがとうございました!
毎日続けていくことで少しずつ自分の変化を実感できますよ!
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