- 英単語学習が楽しくない、、楽しみながら単語を覚えたい!
- 語彙数に目安ってあるの?どれぐらいの単語を覚えればいいんだろう?
- 自分の語彙数はどうすればはかれる?
- ビジネスで使える語彙数の目安ってどれぐらい?
全ての英語力の基礎となる英単語学習。大切なのは分かっていても、単語帳を使って地道に学習を続けるのは苦手、、という方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、語彙数を意識して単語学習を継続する方法を紹介します!
自分の単語力を「語彙数」という形で数値化することで単語学習の全体像を俯瞰し、自分の成長を実感しやすくなりますよ!
それでは早速見ていきましょう!
なぜ語彙数を意識するべきなのか?
急に語彙数って言われてもピンとこないんだけど、なんで語彙数を意識するとよいの?
普通は語彙数ってあまり気にしないよね。まずはそのメリットを解説するね!
単語帳を使った地道な学習はどうしても単調なものになりがち。
試験前などの明確な目標がある時期ならともかく、それを長期間にわたって継続するとなるとなかなか続かない方も多いのではないでしょうか。
僕自身も長年そうしたタイプでしたが、語彙数を意識し始めてからはゲーム感覚で楽しみながら単語学習を楽しめるようになりました!
単調になりがちな単語学習 | →語彙数を意識することで |
---|---|
単語帳を繰り返すだけでは成長を実感しずらい 具体的な数値目標を立てるのが難しい 現在地と目標との距離感が曖昧になりがち | 数値化された指標により成長を実感できる 単語学習における明確な目標を立てられる 目標と自分の現在地の距離が明確になる |
語彙力は、いわば英語学習における「戦闘力」
語彙数はあくまでも目安でしかありませんし、単語を覚えるだけで英語が話せるようになるわけでもありませんが、語彙数が増えると間違いなく英語力のボトムアップに繋がります。
戦闘力を日々少しずつ高めていると思うと、地道な単語学習も楽しくなりませんか?
ジャンプのバトル漫画で出てくる戦闘力みたいな感じ?
あー、そんな感じかも。笑
語彙数の目安ってどのぐらい?
目標を立てるために語彙数の大体の目安が知りたいな!
一般的に言われている語彙数と英検, TOEICスコアとの関係、ネイティブの平均は以下の通りです。
もちろん個人差があるのであくまで目安ですが、僕自身の経験から見ても、一定の参考になる指標となっています。
語彙数 | 英検 | TOEIC | ネイティブ |
---|---|---|---|
30000 | |||
25000 | 大人平均 | ||
20000 | 中学, 高校生 | ||
15000 | 12歳 | ||
12000 | 英検1級 | TOEIC950 | 10歳 |
10000 | TOEIC900 | ||
9000 | TOEIC850 | 8~9歳 | |
8000 | 英検準1級 | TOEIC800 | |
7000 | TOEIC700 | 6~7歳 | |
6000 | |||
5000 | 英検2級 | TOEIC600 | 5歳 |
4000 | 英検準2級 | TOEIC500 | 4歳 |
3000 | TOEIC400 | 3歳 | |
2000 | 英検3級 | TOEIC300 |
英検1級やTOEIC950点でもネイティブと大人と比べると半分ぐらいの語彙数なんだね。
2019年12月:TOEIC785, 語彙数7350words
2021年2月:TOEIC830, 語彙数7800words
2021年11月:TOEIC890, 語彙数9610words
2022年4月現在:(2022年7月TOEIC受験予定), 語彙数10200words
※語彙数はWeblio語彙力診断より推定
現在10000語程度の僕の日常的な感覚はというと、、
- 基本的な電話会議やプレゼンであれば英語でできる。ただし、難易度の高い交渉となってくると明らかな語彙•表現の不足を感じる
- ビジネスメールやドキュメントの理解には支障なし
- 英文ニュース記事や洋書ではまだまだ知らない英単語に出会う
- 英語上級者という意識は全くない。やっとスタート地点に立てたという感覚
10000語というのがネイティブでは小学校中学年レベルと考えると妥当な感覚なのかなと思います!
データと呼べるほどのものではありませんが、TOEIC700~800を目指す方にとっての一つの参考になれば嬉しいです。
どうやって語彙数をはかるの?おすすめサービス2選
大体の目安は分かったから自分の語彙数を確認してみたいな!
でも語彙数ってどうやってはかればいいの?
簡単に調べられるサイトがあるので2つ紹介するね!
- Preply/ Test Your Vocabulary ~How many words do you know?~
- Weblio辞書 ~語彙力診断テスト~
Preply/ Test Your Vocabulary ~How many words do you know?~
まず、おすすめなのがPreplyという言語学習サービスが無料で提供しているTest Your Vocabulary。
海外のサイトですが、知っている単語にチェックを入れていくだけのシンプルな形式なので誰でも気軽にチャレンジすることができます。
2-3分で出来るので早速やってみましょう!(https://preply.com/en/learn/english/test-your-vocab)
- 形式:自己申告制(知っていると思うものにチェック)
- 所要時間:2~3分
- 登録等:不要
- 診断精度:(正直に回答できれば)比較的安定した結果が出る
- メリット:誰でも気軽に語彙力を診断できる
- デメリット:答え合わせができず、音声が聞けないので日々の学習には不向き
- URL:https://preply.com/en/learn/english/test-your-vocab
知っている単語にチェックを入れていくだけのシンプルな形式。
間違って意味を覚えていたとしてもチェックを入れることができるので、そのあたりのさじ加減が難しいところ。
自分の実力にあった診断結果を出すために、少し厳し目にチェックするぐらいがちょうどいいかと思います。
僕も何度かチャレンジしましたが毎回9000〜11000語程度の結果が出るのでそこそこ信憑性はあると思います!
ちなみに、このサイトのFAQのコーナーにノンネイティブ向けの語彙力の目安が掲載されています。
英語学習者にとって、1500-3000で初級者、4000-6000で中級者、8000-10000で上級者という大まかな目安は世界共通みたいです。
What about non-native speakers? English isn’t my first language, and I want to know how I compare.
• 1,500-3,000 words: a couple of years of English courses
• 4,000-6,000 words: intermediate English (4-6 years)
• 8,000-10,000 words: advanced English (8 years) for a particularly good student
Test your vocabulary FAQ
Weblio辞書 ~語彙力診断テスト~
次におすすめなのが、英語辞書サービスのWeblioが提供している語彙力診断テスト。
Weblioはオンライン辞書としてはかなり有名かと思いますが、ここに搭載されている語彙力診断の機能がすごく優秀なんです!
これが良く出来ていまして、ミニゲーム感覚で語彙数を診断できるようになっています!(https://uwl.weblio.jp/vocab-index)
- 形式:クイズ形式(制限時間あり, 5択問題)
- 所要時間:2~3分
- 登録等:不要(無料会員登録で回数増加、プレミアム登録(月額350円)で無制限に)
- 診断精度:25問のクイズ形式なのでばらつきはあるが、回数を重ね平均することで精度向上
- メリット:診断後すぐに答え合わせができ、音声も聞けるので日々の学習に最適
- デメリット:無料会員は回数に制限あり
- URL:https://uwl.weblio.jp/vocab-index
問題数としては25問ですが、正解すると次の問題が難しくなり、間違えると簡単になっていくという形式。
序盤は基本的な単語ばかりですが、正解を重ねていくと、後半には英語の慣用句やことわざが出題されたり、選択肢も英語表記になったりと、どんどん難易度が上がります。
聞いたこともないようなハイレベルな単語も出てきますが、その意味を推測しながら回答することで、英語の語感を鍛えるよいトレーニングになっていると感じます。
クイズ形式なので毎回のスコアには多少のばらつきがありますが、回数を重ねて平均をとることで、実際の語彙数にかなり近いスコアになっていきます。
平均スコアを少しずつ上げていくのはなかなか楽しいですよ!
まずは診断テストで自分の現在地を把握しよう!
Weblio語彙力診断テストを使ったゲーム感覚の単語学習
自分の語彙数が数値化されるのは面白いね!
語彙数診断を単語学習に生かしていくにはどうしたらいいんだろう?
それにはWeblio語彙力診断テストを使った学習がおすすめ!
自分の成長がスコアで見れることでモチベーションを保ちやすいし、間違えた単語を少しずつ覚えていくことで、着実に語彙力アップが狙えるよ。
上のグラフは僕のWeblio語彙力診断の平均点の推移を表したもの。
この1年間ほぼ毎日のように診断テストを受けていまして、受験回数は1400回を超えました。笑
1回の受験時間を3分とすると3分×1400回=4200分。この診断テストだけに今まで70時間も費やしています。
なかなかの時間をこのミニゲームに投資していることになりますが、それだけの価値がある単語力の成長を感じられています。
- 1回3分で終わるので隙間時間でサクッとプレイできる
- 良い結果が出ると嬉しいし、悪い結果だと悔しくなってゲーム感覚で続けられる
- 終了後すぐに答え合わせができて、その場で発音も確認できる
- 普通の単語帳では出てこない慣用句やことわざにも触れられる(英語の辞書ならでは!)
ちょっとクレイジーだけど、それだけ続けやすいってことだね!
Weblioでモチベーションを保ちつつ、単語帳で少しずつ語彙力を強化していこうね!
おすすめ英単語帳3選
というわけで、最後に簡単におすすめの単語帳を紹介します。
中学生のときから15年以上英語を勉強してきたことになりますが、僕がこれまでに使ってきた単語帳は3つだけ。何冊も試すよりも、自分が信じた単語帳を何度も繰り返すことが大切です。
市販されている単語帳はどれもしっかりしたものなので、基本的にはデザインやレイアウトが自分に合っていて続けやすそうなものを選べばOKです。
ここでは、一つの参考として、僕がこれまで使ってきた3つの単語帳について紹介します。
DUO3.0 | TOEIC TEST 必ず出る単 スピードマスター 上級編 | 英検1級 でる順パス単 | |
---|---|---|---|
対象レベル | 初級~上級 | 上級 | 上級 |
語彙数 | 4000~8000 | 7000~10000 | 9000~12000 |
試験対策 | 大学入試, TOEIC, 英検 | TOEIC | 英検 |
単語帳タイプ | 例文型 | 単語型 | 単語型 |
音声アプリ | なし(CDのみ) | あり | あり |
DUO3.0
まずは超定番のDUO3.0。これは本当におすすめです。
例文が先に来て後から単語が続く形なので、少しクセがありますが、使いこなせると非常に強力な武器になってくれます。
練り上げられたDUO3.0の560本の例文は、日常会話や仕事での会議でそのまま使える完成度。単語だけではなく、文法や発音といった英語力そのものを築くのに役立ちます。
僕は中学3年生のときからDUO3.0を使っていますが、そのおかげで高校, 大学の受験英語レベルではほとんど困りませんでした。
社会人になった今でも常に手元に置いているぐらい、僕の英語学習には欠かせない単語帳となっています。
ただし、例文ごと覚えるというこの単語帳の性格上、目標とする試験までの時間がない方には向きません。じっくり腰を据えて気長に向き合いたい単語帳です。
単語を見るだけでその例文が脳内再生されるようになります。笑
TOEIC TEST 必ず出る単 スピードマスター 上級編
次に、TOEIC TEST 必ず出る単 スピードマスター 上級編。
この単語帳は社会人になってからTOEIC対策に購入しました。
700点レベル, 800点レベル, 900点レベルと単語がレベル別に分けられて掲載されているのですが、この分類がかなり良い線をいっています。
当時800点前後だった僕にとって、、
・700点レベル → 大体分かる
・800点レベル → 半々
・900点レベル → ほぼ分からない or 初見
といった具合で、本書の分類と自分のフィーリングがかなり近くて、とても取り組みやすい単語帳でした。
DUO3.0だけではTOEIC特有のビジネス用語をカバーできないので、DUO3.0をベースにTOEIC上級単語を補強するイメージで使用しました。
英検1級 でる順パス単
最後に現在取り組んでいる、英検1級 でる順パス単。これも大定番ですね。
英検1級単語はさすがにハイレベルですが、TOEIC上級レベルの単語と重複するものも多いので、知らない単語ばかり!ということはありませんでした。
英検1級はネイティブでも知らない単語が出てくる、みたいな先入観がありましたが、決してそんなことはなく「知的な会話をするために必要不可欠な単語」という印象です。
僕の現在の学習法としては、単語帳はあくまでもサブで、BBCなどの海外のニュースで生きた英文に触れることに重点を置いています。その際にパス単で学んだ単語に出会うと嬉しくなります。
さらに、音声アプリも非常に使い勝手が良いです。
単語(英)→単語(日)→例文(英)が淡々と再生されるシンプルな構成はテンポが良いですし、再生スピードを自由に調整できる点がお気に入り。移動中に1.5倍速で聞いています。
まとめ
いかがでしたか?
語彙力は一朝一夕で身に付くものではないからこそ、しっかりと目標を見定めて気長に取り組んでいきたいですね。
今回の記事では、自分の現在地と目標との距離感を俯瞰するための方法として、語彙数を意識した単語学習について紹介しました。
これから英語を勉強していく方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
僕もまだまだ折り返し地点。目標の20000語を目指して引き続き頑張っていきます!
コメント