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英検・TOEICを中心に英語学習における経験談を発信
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▶︎休日は自然の中で友人と過ごすのが好きです。スキー・サーフィン・登山・キャンプ・ゴルフ。

映画『レオン』で英語を学ぶ【バイオレンスなのに優しい気持ちになれる不思議な映画】

こんな方におすすめ!
  • 映画を使って楽しく英語を学びたい
  • 映画「レオン」の魅力を知りたい
  • 不器用な男の優しさと少女の強さにふれたい方に
悲しいのに温かい不思議な映画
シリアス
コメディ
会話少なめ
会話多め
難解
お手軽
英語教材として
初心者
上級者

今回は紹介するのは、1994年公開のフランス・アメリカ合作のアクション映画「レオン」です。

ニューヨークの孤独な殺し屋を描いたハードな作品でありながら、ヒロインは10代前半の少女という異色の作品となっています。

この記事では、僕が本映画の魅力をお伝えしつつ、お気に入りのシーンから実際の英会話で使えるフレーズを紹介していきます。

みなさんがこの映画で楽しく英語を学ぶ参考になれば嬉しいです!

KEI

凄惨なシーンもありますが、僕はこれぐらいなら大丈夫でした!むしろ何故か優しい気持ちになれる不思議な作品です。

英語ペンギン

ホラー映画見れないもんね。笑

目次

映画「レオン」とは

リュック・ベッソン監督作

監督を務めるのはフランス出身の映画監督リュック・ベッソン

フランス時代の「グラン・ブルー」「ニキータ」で国際的に認められ、本作「レオン」でハリウッドデビューを果たしました。

ニキータ」「レオン」はともに暴力的な作風ではありますが、ヨーロッパ的な美意識の感じられるスタイリッシュな作品となっています。一方で、作品リストを調べてみると意外と明るいアクションやB級映画的な作品も作っていたりします。笑

また、あのジェイソン・ステイサムの代表作「トランスポーター」の制作・脚本を務めているのはご存知でしたか?僕は調べていて初めて知りましたが、言われてみると乾いた雰囲気に共通点があるような気がしますね!

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特に「グラン・ブルー」はぜひ見てほしい!地中海のダイバーを描いた作品で、全編通して青い海の美しさに圧倒されます。

英語ペンギン

「海底はつらい。上がってくる理由が見つからないから」というセリフがあるんだけど、それが最高にクール!

本作のあらすじ

舞台は1990年代のニューヨーク。

ジャン・レノ演じるレオンは孤独に生きる凄腕の殺し屋。犯罪組織をターゲットとした「掃除人」の仕事を完璧に遂行する日々を送っていた。

そんなレオンの隣に住むのがナタリー・ポートマン演じる少女マチルダ。

ある日、マチルダの家族は凶悪な麻薬捜査官スタンスフィールドの手にかかり皆殺しにされてしまう。

偶然にも難を逃れたマチルダは隣人のレオンに保護され、レオンとマチルダの奇妙な共同生活がスタートすることに。

これまで孤独に生きていたレオンは突然のマチルダとの関係に戸惑うが、不器用ながら誠意をもって接する。

復讐を誓うマチルダはレオンの素朴な人柄に惹かれ、複雑な感情を抱いていく。

本来は交わることのない二人の出会い、交流、分かれを巧みに描き、暴力的でありながらも優しい気持ちになれる不思議な作品

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基本的にはハードボイルドな雰囲気だけど、中盤は意外とほっこりするシーンも多いです!

英語ペンギン

なんならちょっと笑える場面もあるよね。

映画「レオン」の魅力

魅力1:殺し屋レオンの圧倒的強さと素朴な人柄

この作品、冒頭の銃撃シーンで見るものを圧倒し、強引に作品の世界に引きずり込みます。

この息詰まる10分間の映像は本当に圧巻

レオンは単身で敵のアジトに乗り込むのですが、一切手を汚すことなく、一瞬にして敵組織を壊滅させます。レオンがこの世界における圧倒的な強者であることが、これ以上ない説得力を持って表現されます。

このシーンの巧みなところは、あえてレオンの姿はほとんど写さず、逃げ惑う敵組織側の視点から描写されること

姿の見えないレオンによって、怯える構成員たちが一人ずつ倒されていく様は実際かなり怖いです!

一方、殺しの仕事以外でのレオンは、不器用ながら優しさを秘めた素朴な男。家族を失ったマチルダを頑張って元気付けようとする姿にはキュンときます。笑

そのギャップがたまらない魅力的なキャラクターとなっています!

KEI

個人的にはレオンがひとりで映画館に行くシーンが好きです!

英語ペンギン

分かる!映画を心から楽しむ少年のような表情がいいよね!

魅力2:残酷な世界でこそ際立つ人のぬくもり

本作は全体的にはハードでバイオレンスな雰囲気が漂いますが、それゆえにレオンとマチルダの交流により描かれる優しさや温かさが際立ちます

これまで孤独に殺し屋としての任務を遂行してきたレオンと、周囲に頼れる大人が誰ひとりいなかったマチルダ。

互いの欠けている部分を補い合うかのように、二人は信頼関係を深めていきます。

中盤で描かれる二人の奇妙な共同生活は見ていて幸せな気持ちになります。

この生活がいつまでも続けばいいのに、と願わずにはいられませんが、物語は悲劇的な結末に向かって動いていきます。

残酷な世界と隣り合わせにある、何気ない日々の暮らしの尊さを改めて実感させてくれる作品です。

魅力3:くすんだ色合いで描かれる影の部分のニューヨーク

僕は映画を見る際、舞台となる街の描かれ方にも注目しているのですが、僕はこの作品における薄暗くくすんだ色合いのニューヨークの街並みが好きです。

華やかな表舞台としての顔ではなく、日の当たらない影の部分のニューヨークを堪能することができます

以前に紹介した「マイ・インターン」では明るい雰囲気のニューヨークが描かれているので、比べてみると面白いかもしれません!

同じ街でもどのように切り取るかによって、見える表情が全く異なるというのが映画の面白いところですね!

強く真っ直ぐに観るものの心を打つ少女マチルダのセリフ3選

今回の英語表現は10代前半とは思えない、妖艶な魅力を漂わせる少女マチルダのセリフから選びました。

家族を失うという過酷な運命に必死で抗おうとするマチルダの言葉には悲壮な美しさが溢れます。その一方で、レオンのいない時にはこっそり子供向けのアニメを見たりするギャップが可愛いです。

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ちなみに、主人公レオンは寡黙な男なのであまりセリフがありません。笑

英語ペンギン

喋っても言葉足らずなレオンがキュートだよね。

生きるためにレオンに教えを乞う

How about this? I work for you, and in exchange, you teach me how to clean. Hm? What do you think? I’ll clean your place, I’ll do the shopping, I’ll even wash your clothes. Is it a deal?.
これはどう?あなたのために働くわ。その代わりに、殺しの方法を教えて。どう思う?掃除、買い物、洗濯は私がするから。取引成立?

No, it’s not a deal.
ダメだ。

What do you want me to do, hm? I’ve got no place to go.
じゃあ私はどうすればいいの?帰る場所もないわ。

You’ve had a rough day today. Go to sleep and we’ll see tomorrow, okay?
今日は大変な日だった。もう寝なさい。明日にしよう。

How about ~ ?:〜はどう? → 自分のアイデアを提案したいときに

in exchange for~:その代わりに、見返りに

What do you think?:あなたはどう思う? → 相手の意見を聞きたいときに

deal:取引 Done deal!:取引成立だ!

犯人への復讐を誓うマチルダは殺しの技術を教えてほしいとレオンに懇願します。

当然、普通の女の子に殺し方を教えることをためらうレオンでしたが、マチルダの覚悟と行動力に負け、殺し屋としての極意を手ほどきすることになります。

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ここでのナタリー・ポートマンの悲しみと焦燥が入り混じった表情は必見です。

レオンの素朴な優しさに惹かれていく

Leon, I think I’m kinda falling in love with you. It’s the first time for me, you know.
レオン、私あなたに恋をしたみたい。こんな気持ち初めて。

How do you know it’s love if you’ve never been in love before?
初めてなのにどうして恋だと分かるんだ?

Cause I feel it.
感じるの。

kinda (kind ofの短縮系):一種の → ストレートな断定を避ける便利な表現!日本人的にも使いやすいです

How do you know ~ ?:どうして(どうやって)分かるんだ?

大人びたクールなマチルダの告白と、呆気にとられてぽかーんとしているレオンの対比が面白いです。

ネイティブの会話を聞いているとkindaという表現はよく出てくるので意識してみてください!

こうした口語的な表現は、試験勉強やニュースの記事だけでは学べないので、どんどん映画やドラマの会話から取り入れていきましょう!

一刻も早く大人になりたいと願う

Mathilda, since I met you, everything’s been different. So I… just need some time alone. And you need some time to grow up a little.
マチルダ、君と会って全てが変わった。だから…少し一人の時間がほしい。君も大人になるための時間が必要だ。

I’ve finished growing up, Leon. I just get older.
私はもう十分に大人だわ。今は歳を重ねてるだけ。

For me, it’s the opposite. I’m.. old enough. I need time to grow up.
俺は反対で歳はとったが、、もう少し大人になる時間が必要なんだ。

レオンとマチルダですれ違う切ないシーンですが、growing up(大人になること)とgetting old(歳を重ねること)を違いを使った言葉遊びが面白いです。

まだ子供なのにもう十分に大人だと言い張るマチルダと、もう大人なのにまだ大人になりきれていないと思っているレオン。

「歳を重ねること」と「大人なること」はイコールではない、ということですね!

KEI

ここはレオンの気持ちが分かるな〜。自分大人になったな、って思える日は来るんでしょうか。

まとめ

いかがでしたか?
映画「レオン」の魅力と天才ナタリー・ポートマン演じる少女マチルダのセリフを3つ紹介しました。

非常にシンプルな英語からマチルダの強い意志を感じることができます。

本作は決してセリフが多いわけではなく、お世辞にも英語学習向けの映画とは言えないですが、それを補って余りあるストーリー・アクション・雰囲気を持った作品なので、まだ見たことのない方は是非一度見てみてください!

KEI

最後まで読んでいただきありがとうございました!
何度見てもエンディングの「Shape of My Heart」の哀愁がたまらない。最後にこの曲を流すのは反則です!

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