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【英検1級/戦術編】私が本番で使った英作文のテンプレートを解説

この記事では私が本番で使った英作文のテンプレートを解説します。

時間制限のあるなかで200~240字の英作文を書かなければならない英検1級の英作文では、イントロや結論では自分なりのテンプレートを決めておいて素早く仕上げ、ボディを充実させるのに時間を使うという書き方が有効です。

書きやすいと感じるテンプレートは人によって違うと思うので、あくまでも一つの参考として読んでいただけると幸いです。

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テンプレートはそのまま使うのではなく、参考書のモデルエッセイから自分が使いやすい表現を上手く組み合わせていくのが良いと思います。私は植田一三先生の書籍を参考にしました。

英作文は31/32と満点まであと一歩の評価でした
目次

私が使用したテンプレートと実例

私が練習で書いた英作文を例として解説していきます。(本番で書いた英作文は忘れてしまったので練習のものでお許しください)

テンプレートの部分を青下線問題文をそのまま引用している部分を赤下線で表現しています。

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あくまでGrammarlyを使いながら書いた練習用の英作文です。本番ではもっと文法・スペルミスがあったと思うので、本番の出来はこれの7~8割ぐらいと考えていただいて大丈夫です。

Agree or disagree: The benefits of social media outweigh their disadvantages.
賛成か反対か:ソーシャルメディアの利点は欠点を上回るか

Nowadays, it is a highly controversial issue whether or not social media is beneficial for our society. Although some people argue that there are risks of social media, I believe that the benefits of social media outweigh their disadvantages for the following three reasons.
Firstly, from the perspective of governments, social media is helpful for political leaders to send their messages to the people around the world. For example, U.S. President Joe Biden’s Twitter account has a lot of followers, so he can express his opinion to the world through the Internet.
Secondly, from the perspective of companies, social media contributes to promoting their products much more effectively than traditional media like TV commercials. Advertisements on social media are automatically personalized based on each customer’s behaviors and preferences. Therefore, advertisements on social media are not only efficient for companies but also less stressful for consumers.
Finally, from the perspective of individual users, social media helps create completely new human relationships. Social media allows us to know each other and gives us a chance to start new things, such as a new business or learning a new language, which will enrich our daily lives.
In conclusion, for the above-mentioned three reasons, the method to convey the leaders’ messages, the effective way to advertise, and making people’s life rich, I strongly believe that the benefits of social media outweigh their disadvantages.

【日本語訳】
現在、ソーシャルメディアが私たちの社会にとって有益であるかどうかは、非常に議論の多い問題です。ソーシャルメディアにはリスクがあるという意見もありますが、私は、以下の3つの理由から、ソーシャルメディアのメリットがデメリットを上回ると考えています。
第一に、政府の立場からすると、ソーシャルメディアは政治指導者が世界中の人々にメッセージを素早く送るのに役立ちます。例えば、ジョー・バイデン米大統領のTwitterアカウントには多くのフォロワーがおり、インターネットを通じて世界中に自分の意見を表明することができます。
次に、企業の立場から見ると、ソーシャルメディアは、テレビCMのような伝統的なメディアよりもはるかに効果的に製品を宣伝することに貢献します。ソーシャルメディア上の広告は、顧客一人ひとりの行動や嗜好に基づいて自動的にパーソナライズされます。したがって、ソーシャルメディア上の広告は、企業にとって効率的であるだけでなく、消費者にとってもストレスの少ないものとなります。
最後に、ユーザー個人の視点から見ると、ソーシャルメディアはまったく新しい人間関係を作り出すのに役立っています。ソーシャルメディアによってお互いを知ることができ、新しいビジネスや新しい言語の習得など、日常生活を豊かにするような新しいことを始めるきっかけを与えてくれるのです。
以上、「リーダーのメッセージを伝える方法」「効果的な宣伝方法」「人々の生活を豊かにする」という3つの理由から、私はソーシャルメディアのメリットがデメリットを上回ると強く信じています。
www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

どうでしょう?

もちろん、ネイティブチェックを受けたわけではないので、英文として不自然な箇所はあるはずです。

しかし、適度にテンプレートを使って時間短縮しつつ、合格レベルの英作文になっているのが分かると思います。

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ここから私が意識していたポイントを解説していきます。

1. イントロと結論はテンプレートを使用して時間短縮

イントロと結論は汎用性が高く自分の使いやすい表現をテンプレート化して使っていました。

練習の初期段階では色々な表現を使って書いてみるべきですが、本番を意識して時間を測って書く段階では、時間短縮のためイントロと結論の表現は固定してしまっても良いと思います。

例えば、私は冒頭の書き出しはどんなトピックが来ても”Nowadays, it is a highly controversial issue whether or not ~“で始めると決めていました。

英検1級の英作文でconvroversialではないトピックが出題されることはまずないので、基本的にはどのようなテーマにも使えると思います。

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私の本番時は「産業化は人類にとって有益であるか」というトピックでした。世間一般的にhighly controversialなテーマかと言われると微妙なところですが、それでも迷わずにhighly controversialと言い切りました。

2. 理由がダブらないように観点を明確にする

英検1級の英作文でアイデアを考える際に気を付けなければいけないのは、3つの理由が重複してしまうことです。

それを避けるために私が意識していたのは、観点を明確にするという考え方です。(詳細については以下の記事で解説しています)

私は実際に本文を書いていく際にも、各パラグラフの書き出しは”Firstly (Secondly/Finally), from the perspective of ~“で統一していました。

「同じ表現の繰り返しは減点されるのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、私は本番でこの通り書いて語彙・文法ともに8/8満点だったので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。

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むしろ、各パラグラフの冒頭で観点を明確にしてあげることによって、読み手にとっても読みやすい文章になるのではないかと思っています。

3. 各パラグラフの構成はPREP法を意識

各パラグラフは50~60字程度、文章にすると3~4文程度でまとめる必要があるので、単純明快で分かりやすい論理展開の文章を書かなければなりません。

そこで役立つのがPREP法という論理展開のフレームワーク。

PREPとは、Point(主張)→ Reason(理由)→ Example(具体例)Point(主張)の頭文字をとっていて、この順番で論を展開することでシンプルで分かりやすい主張になります。

英検1級の英作文に当てはめると、一文目で力強く主張を述べ、二文目以降で理由(もし思い付けば具体例)という流れで書いていくのが良いバランスだと思います。

こちらも詳しくは別の記事で解説しています。

4. 無理に英検1級レベルの語彙を使う必要はなし

最後に、英検1級の英作文では無理に難しい語彙を使う必要はありません

意識的に英検1級レベルの語彙を使おうとしている方も見かけますが、そんなことをしなくても正しい語彙を適切な文脈で使えていれば十分に評価してもらえます。

本番の英作文において、私は全く英検1級レベルの語彙を使っていませんが、それでも語彙の項目で8/8満点だったので、語彙の難しさよりも自然な文脈で使えているかという点の方が評価ポイントなんだと思います。

英作文で役立つ動詞や練習法については以下の記事も参考にしてください。

まとめ

以上、私が本番で使った英作文のテンプレートを解説しました。

ネットを見ていると「そのまま使える万能テンプレート!」といった怪しげな情報商材もあったりしますが、私としては自分自身で試行錯誤しながら自分にとってのテンプレートを見つけていく勉強法をおすすめします。

もし私のテンプレートで何か参考になる部分があれば、一度取り入れてみてもらえると嬉しいです。

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