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【英検1級/戦術編】英検1級英作文の独学練習方法を解説

この記事では英検1級英作文の独学での練習法を解説します。

私は身近に英検1級の相談をできる人がいなかったので独学で英作文の練習をしました。

一人での練習は不安でしたが私の勉強法をシェアすることで、これから英検1級にチャレンジされる方にとって参考になれば嬉しいです。

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もちろん向き不向きはあると思うので一つの例として読んでいただければと思います。

目次

英検1級英作文を独学できる人とは?

英検1級英作文で求められる力

まず英検1級の英作文で求められる力について考えてみます。私は大きく以下の2つの力が必要だと考えています。

  1. 首尾一貫した明快な文章を書くための論理的思考力
  2. 正しい文法や語彙を使いこなすための英語力

英検1級英作文の採点項目は「構成・内容・文法・語彙」が1/4ずつの配点になっています。

①の論理的思考力が「構成・内容」で、②の英語力が「文法・語彙」で評価されるイメージですね。

ここでのポイントは、採点の半分を占める①の論理的思考力は純粋な英語力とは関係のない一般的なスキルだということです。

英検1級英作文のトピックを見て「日本語でも書くことが全く思いつかない」という人は英語力と同時に①の論理的思考力の方も意識的にトレーニングする必要があります。(アイデア出しのコツについては以下の記事で詳しく解説しています)

論理的思考力と英語力のどちらを鍛えるための練習が必要なのか(あるいは両方なのか)をしっかり把握して練習することが大切です。

論理的思考力が備わっている人は独学できる

論理的思考力と英語力、この2つの能力のうち、一定の論理的思考力が備わっている人は独学でも問題なく対策ができると思います。

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論理的思考力といっても何か特別な能力が必要な訳ではありません。私の場合は、普段から仕事で分かりやすい説明やプレゼンを心掛けていたことが役に立ちました。

書く内容さえクリアであれば、あとは自分でそれにあった英語表現を覚えたり、文法のミスを減らしていくことで確実に合格ラインの英作文を書けるようになります。

類語辞典やコロケーション辞典、GrammarlyやDeepLなどのツールを活用することで独学でも十分に対策を進められるはずです。

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個人的には文法の添削については、中途半端なレベルの指導者に添削してもらうのであればGrammarlyに頼った方が速くて確実だと感じました。

一方で、書く内容がなかなか思い付かない人や、毎回「構成・内容」の項目でスコアが伸び悩んでいる人にとっては、指導者から客観的な目線でアドバイスをもらうのは有効だと思います。

初見のトピックに対して短時間で3つの意見をまとめるというのは、慣れないうちは簡単なことではないので、頼れる人が周りにいるのであれば頼ってみましょう。(初めは難しく感じますがそれは慣れていないだけなので、練習すれば必ずできるようになりますよ!)

私が取り組んだ独学での練習方法

ここからは私が英検1級の英作文を練習した方法を紹介してきます。

1. まずは参考書のモデルエッセイを写経

私は一次試験の約3か月前から英作文の対策を開始しました。

その時点で英検の英作文は全くの未経験だったので、1か月ほどかけて参考書のモデルエッセイを写経して英検1級英作文の”型”を覚えることに専念しました。

一通り書いてみることで英検1級でよく使われる表現や論理展開が掴めてくると思います。

参考書は植田一三先生の『英検1級 ライティング大特訓』を使用しました。

植田先生ならではの鋭い視点で論理的で明快な英作文を書くためのポイントを学べる書籍なのでおすすめです。

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ちなみに、本書のモデルエッセイでは非常にハイレベルな表現が使われていてビビりますが、本番ではこのレベルで書けなくても十分に合格できるるので安心してください。

2. Grammarlyを使いながら類語辞典を駆使して自分の言葉で書いてみる

参考書を使ってある程度の”型”が分かれば、いよいよ自分でオリジナルの英作文を書いていく段階に入ります。

何かひとつトピックを選んで、まずは時間を気にせずに自分が使いたい表現を調べながら自由に書いてみましょう

これを繰り返すことで自分が書きやすい論理展開や表現が掴めてきて、自分なりのテンプレートになるので、徐々にスムーズに書けるようになっていきます。(私のテンプレートは以下の記事を参考にしてください)

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初めて書くときはすごく時間がかかると思います。私が初めて書いたのは「生物多様性は維持するべきか」というトピックで、背景知識を調べながら書くと3時間ぐらいかかったのを覚えています、、。

私は基本的にPCでGrammarly + 類語辞典・コロケーション辞典を使いながら書いて、最終的にDeepLに読ませて日本語としても意味が通っていればOKという感じで進めていました。

今であればChatGPTがあるのでより効率的な練習法があるかもしれませんが、私が3か月で英検1級の英作文を合格レベルまでもって行けたのはGrammarlyのおかげだったと思っています。

Grammarlyを使いながらPCで書くメリット
  • 冠詞などの文法ミスをGrammarlyがその場で指摘してくれるので徐々に感覚が掴める
  • PCで書くことで構成の修正が容易(慣れないうちは何度も消しながら書くことになる)
  • スペルミスも瞬時にチェックが入るので誤ったスペルで覚えてしまう心配がない
  • Grammarlyが独自採点したスコアが出るのでちょっとしたモチベーションになる(採点基準は不明、あくまでも参考程度に)

特に冠詞のミスをリアルタイムで修正してくれるのは非常に大きかったと思っています。

冠詞の使い方や可算・不可算の使い分けは「習うより慣れろ」だと思っているので、どんどん自分で英文を書いてGrammarlyに指摘してもらう練習法が私には合っていました。

また、画面右上に出るOverall Scoreは、自分が上手く書けたと感じた英作文には実際に高めのスコアが出ることが多かったのでモひとつのモチベーションになりました。(英検の採点とは全く関係ないのであくまで参考程度に!)

時間を測って反復練習

一次試験が近づいてきたら本番を意識して時間を測りながら反復練習を続けましょう。

どんなトピックでも30分ほどで書けるようになれば理想的です。(私は毎回32~33分かかっていて、30分を切ったことは一度もありませんでした)

また、本番では紙の答案用紙にシャーペンと消しゴムを使って書くことになるので、答案用紙のサンプルを印刷するなどして紙に書く練習も何度かしておきましょう。

その際に、自分の文字の大きさから行数と文字数の目安を把握しておくと良いです。

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私が紙に書くときは後から修正しやすいように少しスペースに余裕を持たせて書くようにしていました。あと、冬場に受験する場合は、寒さで手がかじかむと上手く書けなくなるので、会場へのカイロ持参はマストです!

まとめ

以上、私の英検1級英作文の練習法を紹介しました。

社会的なテーマに対して自分の意見を英語でまとめる必要のある英検1級の英作文は非常に難易度が高く感じるかもしれませんが、ポイントを押さえて反復練習をすることで必ず合格レベルの英作文を書けるようになります。

この記事がこれから英検1級を受験される方の参考になれば嬉しいです。

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