この記事では英検1級熟語問題の攻略法を解説します。
英検1級の語彙問題対策をしていて熟語パートがなかなか覚えられずに苦労している方も多いのではないでしょうか。
熟語を簡単に覚える魔法のような方法はありませんが、私自身も熟語に苦労した経験を踏まえて対策のコツをお伝えしたいと思います。
対策を始めた頃は何度見ても覚えられず泣きそうになりましたが、本番では熟語問題で4/4を取ることができました。
英検1級の熟語は覚えるべきなのか?
そもそも、英検1級の熟語は苦労してでも覚えるべきなのでしょうか
結論から言うと、当然答えは YES です。
英検1級レベルの語彙で「マニアックすぎて覚えても意味がない」なんて語彙は一つもありません。
確かに、英検1級の熟語を運用語彙レベルまで持っていくには時間がかかりますが、認識語彙のレベルで頭に入れておくと洋書やニュース記事を読む際に必ず役に立ちます。
英語でニュース記事を読んでいると英検1級の熟語を目にすることが多いです!
また、英検1級の試験対策の戦略として「あえて熟語パートは捨てる」という方もいますが、私としてはある程度準備期間に余裕があるのであれば、逃げずに熟語パートに取り組むことをおすすめします。
しっかり準備すれば確実に4問中3問は取れる熟語問題を初めから捨ててしまうのはもったいないですし、英検1級合格後のことまで考えると結局は必要になる知識です。
とはいえ、熟語はなかなか掴みどころがなくて覚えるのが難しいのは間違いないので、ここからは私が熟語問題対策をするうえで工夫していたことを紹介します。
熟語問題攻略のためのアイデア
1. 覚える熟語は英検1級の単語帳に掲載されているものに絞る
まず、覚える熟語は英検1級の単語帳に掲載されているものに絞りましょう。
熟語は単語×前置詞の組み合わせなので、言ってしまえばほぼ無限に存在しますが、ここは範囲を広げ過ぎずに単語帳に載っている熟語にフォーカスしても大丈夫です。
例えば、「英検1級でる順パス単 第5版」に掲載されている300語をしっかり覚えれば、熟語問題4問中3問は確実に取れるようになれます。
300語であれば頑張れば覚えられる気がしませんか?
単語パートの問題はパス単に掲載されていない語彙も普通に出てくるのですが、熟語パートについてはパス単の300語をしっかり押さえれば十分に対応できます。
2. 音声をフル活用する
2つ目のポイントは音声をフル活用することです。
パス単の音声が聞ける旺文社のアプリ「英語の友」は、再生するトラックを選べたり、再生スピードを変えられたりと、非常に使いやすいので、どんどん耳からの学習も取り入れましょう。
私は熟語パートの2101~2400のみが1.6倍速で再生されるようにして、移動中は延々と英検1級の熟語を聞くようにしていました。
これを2ヶ月ほど続けると音声情報として記憶に定着してくると思います。
好きな音楽を聞くのを我慢して、無機質なパス単熟語を聞くのはなかなかの苦行でしたが、これはやって良かった勉強法だったと思っています。
3. 覚えるときは体の動きをセットで
次は古典的な方法ではありますが、熟語を覚えるときは体の動きをセットにしていました。
例えば、「smooth down : 髪などを撫でつける」であれば自分の髪を撫でつけながら、「thumb through : ページをぱらぱらめくる」であれば親指でページをめくる動作を真似しながら覚えるようにしていました。
熟語は単語以上にその動作の”イメージ”が大切になるので、実際の動作と結び付けて覚えるのは効果的でした。
外で勉強するときはなかなか実際の動作をすることはできませんが、頭のなかで動作をイメージするだけでも効果があると思います。
4. どうしても覚えられない熟語は書き出して力技で詰め込む
最後はただの力技ですが、何周しても覚えられないような熟語は紙に書き出して、毎日見て気合いで覚えましょう。
そうした熟語はとにかく出会う回数を増やして頭に詰め込むしかありません。
私は試験前2週間前の時点で、パス単熟語300語のうち130語ほどがなかなか定着しなかったので、紙に書き出して1日2回は目を通すようにしていました。
これらの熟語は今でも定期的に見直すようにしています。やっぱり時間があくとすぐに忘れますね。
まとめ
以上、英検1級の熟語問題攻略のコツについて解説しました。
熟語を覚えるのは誰にとっても大変ですが、しっかり取り組むことで確実に得点できますし、英検1級合格後を見据えると必ず必要になってくる知識です。
「覚えても使わない」なんてことはないので、安心して熟語学習に取り組みましょう。
この記事が少しでも英検1級を目指す方の参考になれば嬉しいです。
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