この記事では英単語帳『DUO3.0』の特徴を解説します。
長年売れ続けているだけあって単語帳として素晴らしい完成度ですが、少しクセがあるので人によって向き不向きが分かれるかもしれません。
DUO3.0を中学生のときから15年以上愛用している私がメリットとデメリットについて考えてみました。
圧倒的な完成度の例文型単語帳
- どんな教材?:560本の例文をベースとしたロングセラーの名作単語帳
- 対象レベル:TOEIC600点、英検2級以上
- おすすめ度:★★★★☆(4/5)
特徴としては1つの例文で複数の単語が付いている「例文型」と呼ばれるタイプの単語帳です。
単語1つに例文1つが付いている一般的な「単語型」の単語帳よりも、例文にフォーカスされているため、より実践的な形で単語を覚えられるのが最大の特徴です。
個人的な評価としては5/5の満点としたいのですが、人によって合う合わないが分かれると思われるため、一般的なおすすめ度としては4/5としました。
良いところ:考え抜かれた例文で効率的に単語を覚えられる
まずDUO3.0の良いところについて考えてみました。
- 例文ベースなので耳から単語を覚えられる
- 構成に無駄がなく類義語/対義語も充実
- ビジネス/カジュアル/アカデミックのバランスが良い
- 一生使える完成度
例文ベースなので耳から単語を覚えられる
DUO3.0に収録されている560本の例文を約60分にまとめた音源が優秀なのでぜひ活用しましょう。
私は大学受験時代には毎日のようにDUO3.0の音声CDを聞いていました。
DUO3.0を使用されている方には伝わるかもしれませんが、例文を聞き込んでいくと、試験で単語を見た瞬間に日本語の意味よりも前に例文が脳内で自動再生されるという不思議な感覚を味わうことができます。
実践的な形で覚えることができるので、実際の会話はもちろん、TOEICなどの試験でも役に立ちます。
構成に無駄がなく類義語/対義語も充実
例文型の単語帳は他にもありますが、DUO3.0ほど例文の完成度が高いものは他に見たことがありません。
例文は自然でかつ読んでいてクスッと笑えるものもあり、読んでいて飽きない「覚える価値のある例文」と言えます。
類義語,対義語に加えてちょっとしたトリビアも充実しているので、情報量の多さも素晴らしいです。
例文が絶妙にストーリー仕立てになっているのでなかなか面白いですよ。
ビジネス/カジュアル/アカデミックのバランスが良い
収録語彙のバランスが非常に良いこともDUO3.0の特徴です。
TOEICなどで問われるビジネス表現から、カジュアルな日常会話、大学受験や英検で役に立つようなアカデミックな語彙まで幅広く学ぶことができます。
特定の試験に特化した単語帳ではないがゆえにバランスの良い語彙力を身に付けることができます。
一生使える完成度
DUO3.0のレベルは公式にはTOEIC600~780点、英検準1級程度となっていますが、それ以上のレベルの方にも十分におすすめできます。
実際、私はTOEIC900点、英検1級を取得した今でもDUO3.0は常に手元に置いています。
特にライティング・スピーキングでのアウトプットを意識して使うと新たな発見があると思います。
悪いところ:使いこなすのに時間がかかるかも
一方で、おすすめ度を1点減点の4/5とした悪いところについても触れておきます。
- 人によって向き不向きはある
- 使いこなすのに時間がかかる
人によって向き不向きはある
シンプルな1単語1例文の一般的な単語帳ではないので、人によっては使いにくいと感じる方もいると思います。
単語帳選びで大切なのは継続できる使いやすさとフィーリングなので、違和感があるようであれば無理に使う必要はありません。
使いこなすのに時間がかかる
DUO3.0は例文をある程度覚えてこそ効果を発揮する単語帳です。
ゆえに、使いこなすまでに時間がかかるので、目標とする試験までに時間がないという方にはあまり向かないと思います。
そのような場合は、対象となる試験に特化した単語帳に集中的に取り組むのがおすすめです。
その分継続できると大きな効果を発揮します!
私は高校3年間はDUO3.0以外の単語帳には手をつけませんでしたが、そのおかげで大学受験英語で困ることはありませんでした。
まとめ
以上、ロングセラーの名作単語帳『DUO3.0』について解説しました。
人によって向き不向きはあるものの、使いこなせれば一生使えるほどの完成度があり、英語力を高めるための確かな土台を築いてくれる単語帳です。
例文もユーモアがあって面白いので、気になった方は一度チェックしてみてください。
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